久方振りの日記になってしまいました。
相変わらず平穏な日々が続いていますが、これはこれで素晴らしい!
で、今日は本当に久方ぶりにワークショップなるもので講師の立場で
若集と心地良い汗をかいてきた。
過日の「ら抜きの殺意」を通して知り合った若者で、以前より芝居を
教えてほしいと幾度となく打診をもらっていた。
過去にワークショップの講師の経験がある私としては、まぁどこまで
本気なのやらとあまり気にしては居なかったのだが、稽古場所の確保から
稽古の資料、テキストなど全て自分で用意してあくまで受講者主体の
ワークショップなら手伝っても良いという条件で、話しを進めていた。
そして今日その第一回目となった。
本人は、ゆくゆく一人芝居を打ちたいという。だが、演技経験は無し。
芝居以外で舞台には立っているのだが、今の自分の目指す方向の糧に
演技を勉強したいという。
まずはディスカッションから入り、その若者の力量を探る。
今回の参加者は2人、3人で暫く雑談をしこれから向かう方向性を会話の
中から導き出していく。
結果・・・体作りから始めないとダメだなと言う結論
2時間みっちりとウォームアップ・ストレッチ・筋トレそして発声訓練
基本であり、一番大切な発声方法「複式発声」のメカニズムを体を通して
教えていく。
当然のことながら全く出来ない。しかし意識の高さは十分伝わった。
一朝一夕には出来ない事を十分諭し、己の体にどれだけ無頓着にすごして
来たかを納得させる。あとは肉体を鍛えるほか無い。
ほとんどの時間を基礎トレに使い、最後の30分ほど詩の朗読をさせる。
事前に課題として出しておき、自分で選んで持ってきた詩だ。
2人で互いに読み合い、お互いの良い点悪い点を遠慮なくとことん言わせる
観察して、感じたことを相手に伝えるのもトレーニングと言い聞かせるのだが、なかなか言葉にして説明することがやはり難しいようで、なかなか
ストレートに感想を伝えられない。
それを補足するように具体的な言葉に変換し注意点を促す。
結果表現がだんだん広がってくる。が、まだまだ想定内の表現から飛び出す
事は出来ない。余白をあたえ、考える思考を発展させるのが俺流の指導方法
日々の生活の中に表現に繋がるヒントはゴロゴロしている。物事を一面で
捕らえるのではなく、多面的に捕らえて一つの表現を導き出す。
普段の生活で感じ考えるより何倍もの感性を必要とする作業を意識的に行う。
我流の演議論ではあるが、結果は出してきている。それを共感してくれると
うれしいのだが、どこまでいけるか・・・
次回が楽しみである。
もし、この日記をみて参加したいという人が居れば歓迎します。
どんどん
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当然お金はとりません!(でも酒は驕って(^_-)ネッ)